ボウリングでスコアを安定させるには、投球そのものを安定させることが重要です。投球を安定させるために3つのポイントを押さえましょう。
「フォームの安定」、「球速の安定」、「球の回転の安定」の3つのポイントを押さえることで、レーンの攻略が早まり理想の投球が実現します。
今回は、ボウリングで投球を安定させる3つのポイントを解説します。
ボウリングで投球を安定させる3つのポイント~基本中の基本~

- フォームの安定
- 球速の安定
- 球の回転の安定
ボウリングで投球の安定の土台となるのは、なによりもフォームの安定です。
フォームが崩れていると、球速や球の回転も安定せず、ボールの曲がりが不安定になり予測不能になります。ストローカーでもクランカーでも、どんな投球スタイルでも安定したフォームで投球することが大切です。
ボウリングで投球を安定させる3つのポイントを紹介します。
ボールを曲げたいからと球の回転ばかりに意識を向けるのではなく、ステップ通りに進めることが大切です。フォームの安定をして、球速を安定させることができたら、球の回転を安定させていきましょう。
一度にすべての動きを完璧にするのは難しいため、ステップごとに分解して練習しましょう。
フォームの安定
- 助走のリズムを覚える
- 肩と腰の位置を意識する
- フィニッシュポジションを固定する
ボウリングで投球を安定させるときのすべての基本はフォームの安定です。
あなたがストローカーでもクランカーでも同じです。フォームが安定しないと球速や球の回転が安定せず、ボールの曲がりが不安定になります。
フォームを安定させるためには、助走をしっかりと練習することが大切です。足のステップと腕の振り子のリズムが崩れないように感覚をつかむことを意識しましょう。
助走のリズムを覚える
助走は投球フォームの安定に直結します。
ボウリング場に行く前に、足のステップと腕の振り子運動がスムーズに連動するよう、鏡を見ながら練習しましょう。とくに、最後のステップでのバランスが崩れないよう意識することが重要です。
肩と腰の位置を意識する
投球時に肩が開きすぎたり、腰が左右に動きすぎると、ボールの軌道がブレます。肩と腰の位置を一定に保つ練習を繰り返しましょう。
フィニッシュポジションを固定する
投球後のフィニッシュポジションが安定していると、力が均等にボールに伝わります。フィニッシュの姿勢が崩れていないか、動画を撮影して確認するのもおすすめです。

ボウリングの助走についての記事はこちら>>ボウリングの助走と指の抜き方を覚える
球速の安定
- バックスイングの高さを一定に保つ
- 腕の力を抜く
- 助走とリリースのタイミングを合わせる
フォームが安定すると、自然と球速も安定してきます。球速が安定することで、ボールの軌道を予測できるようになります。
バックスイングの高さや助走のリズムが安定してくることで、球速が安定します。腕の力でバックスイングをするのではなく、振り子運動を使うことで投球を安定させましょう。
バックスイングの高さを一定に保つ
バックスイングが高すぎると力みが生じ、低すぎるとスピードが不足します。
自然な振り子運動でスムーズにスイングできる高さを見つけましょう。
腕の力を抜く
腕の力に頼って投げると球速が不安定になります。
腕はあくまでボールを運ぶ役割で、力を抜いて振り子運動を意識しましょう。
助走とリリースのタイミングを合わせる
助走のスピードやタイミングがリリースに影響します。とくに、最後の一歩で勢いを殺さないよう注意しましょう。
球速を安定させるために、ボウリング場で投球後に表示される速度を見て投球速度を安定させましょう。
球の回転の安定
- リリース時の手首の角度を一定に保つ
- 親指の抜き方を意識する
- 握力や指の力加減を調整する
最後に重要なポイントは、球の回転を安定させることです。
ボールの回転が不安定だと曲がり方が予測できず、狙い通りのコースに投球できません。狙い通りに投球できずボールの曲がりが不安定になると、いいスコアを出すのは難しくなります。
球の回転を安定させることで、曲がりをコントロールすることができます。
フォームが安定していると、球の回転数を上げる効果を実感しやすくなるので、フォームが安定してから練習を開始しましょう。
リリース時の手首の角度を一定に保つ
ボールのリリース時に、手首が内側や外側に傾くと回転が不安定になります。手首の角度を一定に保つことで、回転数やコースが安定します。
親指の抜き方を意識する
親指がスムーズに抜けると、自然な回転が生まれます。親指を抜くタイミングがズレてしまうとボールの回転数が減り球が弱くなるので注意しましょう。
親指を抜くタイミングが遅れるとボールがロフトぎみになりボールの回転数が減ります。逆に、親指が抜けるのが速すぎて中指と薬指と一緒に抜けてボールを落としてしまった場合もボールの回転は減ってしまうのです。
握力や指の力加減を調整する
ボールを強く握りすぎると、リリースが不安定になります。親指は握るのではなく、伸ばした状態でボールを落とさないように、サムホールを調整しましょう。
ストローカーでフックボールを投げる場合は、親指を抜いたあとに、中指と薬指で回転を与える感覚をつかめるまで、投げ込みましょう。
フォームが安定していないうちから球の回転数を増やす練習をすると、かえって不安定になります。まずは、基本動作を安定させ、その後回転数を増やす練習を始めるのが理想的です。

ボウリングのボールの曲げ方についての記事はこちら>>【ボウリング】ボールを曲げるときは親指の方向を意識する
ボウリングで投球を安定させる3つのメリット

- レーンコンディションの把握が早くなる
- スコアが安定する
- 強い球を投げられるようになる
ボウリングで投球を安定させることで、アベレージを安定させることにもつながります。
レーンコンディションの把握が早くなる
安定した投球ができることで、レーンコンディションを早い段階で把握できます。
レーンコンディションを早い段階で把握することで、オイルパターンに合わせた戦略を立てやすくなります。
スコアが安定する
毎回同じ投球ができることで、ストライクやスペアを取りやすくなります。
投球が安定すると、同じコースに投げることができるので、ストライクやスペアの確率が上がるのです。
強い球を投げられるようになる
フォームや球速が安定していると、球の回転数を増やしてピンを暴れさせてストライクの確率を上げる投球ができるようになります。
ジャストポケットに投げてストライクが出るのは普通ですが、ポケットに薄くても厚くてもストライクが出る投球ができることでストライクを続けることができるようになります。
【まとめ】ボウリングの投球を安定させる3つのポイント(まとめ)

- フォームの安定
- 球速の安定
- 球の回転の安定
ボウリングで投球を安定させるための3つのポイントを解説しました。
投球を安定させるためには、3つのステップ通りに練習をすることが大切です。
まずは、フォームのリズムを安定させましょう。フォームを安定させるときには、助走や振り子運動を安定させ、正しいフォームを身につけましょう。
バックスイングや助走のリズム、リリースを意識して力まないことで球速を安定させましょう。
フォームも球速も安定したら、手首の角度や親指の抜き方を意識して球の回転数を上げていくことが大切です。
ボウリングに限らず、どんなスポーツでも基本を学ぶことが重要です。基本を知っているのと知らないのでは、成長のスピードが大きく変わるので、しっかりと基本を押さえましょう。

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