ボウリングの助走と指の抜き方を覚えよう。
助走を覚えることで、球速を上げ回転数が多い強いボールを投球できるようになる。スコアが伸び悩んでいるときは、基本に立ち返り、助走を見直してみよう。
ボウリングの助走の基本は4歩助走
ボウリングの助走の基本は4歩助走。
フォー・ステップ・アプローチと呼ばれる投球法は、無駄のない投げ方。
ボウリングの4歩助走とは
- 1歩目:プッシュ・アウェイ
- 2歩目:ダウン・スウィング
- 3歩目:バック・スウィング
- 4歩目:リリース
ボウリングで5歩助走が多い理由
ボウリングの助走は、4歩助走が基本と言われながらも多くのボウラーは5歩助走で投げている。
5歩助走が多い理由は、振り子を始めるために最初にボールを前に押し出すプッシュ・アウェイに余裕を持たせるため。プッシュ・アウェイを2歩にすることで、ゆとりのある腕の振り子をつくることができるから5歩助走が多いのだ。
ボウリングの5歩助走とは
- 1、2歩目:プッシュ・アウェイ
- 3歩目:ダウン・スウィング
- 4歩目:バック・スウィング
- 5歩目:リリース
【ボウリング】助走の説明
ボウリングの助走で使っている言葉の意味を確認しておこう。
プッシュ・アウェイ
1歩目のプッシュ・アウェイとは、ボールを前に押し出すこと。(5歩助走の場合は1歩目、2歩目になる)
ダウン・スウィング
前に押し出したボールの重みで振り子運動を開始。
腕で振り上げるというよりは、重みでボールが落ちてくる感覚になればいい傾向。
バック・スウィング
ダウン・スウィングの勢いで、そのままバック・スウィングに入る。右腕の力だけで振り上げようとしないでボールの重みとスウィングの勢いで上げることを意識しよう。
※僕の場合は、少しバック・スウィングが高いため2歩でバックスウィングしている
リリース
最後の1歩は今までで一番大きな歩幅になる。
ファールラインの手前まで足を滑らせて、ボールの重みで一気にボールを前に押し出そう。
助走の練習をするときのポイント
慣れるまで、ボウリングの助走を考えれば考えるほど手と足が合わなくなる。
一度ステップと腕の振り子のリズムが崩れると、投球がうまくできなくなるので注意が必要だ。手と足のリズムが合わなくなった時は、一旦アプローチを離れて気分転換しよう。
指の抜き方を覚えてボールの回転数を増やそう
助走がうまくできるようになると球速が上がる。
球速が上がればボールの曲がりが小さくなる。助走を覚えて球速が上がってきたらボールの回転数を増やす練習をしておくのがおすすめだ。ボールの回転数を上げるには指の抜き方を覚える必要がある。
指の抜き方の感覚をつかむときには、ワンステップスローと言われる投球で練習するのがおすすめ。
ワンステップスローとは助走をせずに腕の振り子だけで投げる投球方法。助走をせずに手の振り子だけで投球する練習をすることで、ボールをリリースする感覚をつかみやすくなる。
ワンステップスローのやり方と指の抜け方を覚える
ボールをリリースする感覚をつかむには、助走をしないでイチ、ニ、サンで手の振り子だけを使って投げる練習をしてみよう。
チャー、シュー、メンでも構わないのでリズムを意識することが大事だ。リズムを頭の中でカウントしながら投げることでスイングの感覚をつかもう。
ワンステップスローでは指の抜け方を確認する。ボールをリリースするときは、最初に親指が抜けてから中指と薬指が抜ける感覚をつかむこと。
ボールのリリースを練習するときのポイント
- 混んでいる時間帯を避けて周囲に迷惑にならないように練習をする
- 練習するときはスコアを気にせずボールをリリースする感覚を掴むことに集中する
- 楽しみながら練習する
- 慣れてきたらワンステップスローで1ゲーム投げてみる
- 指を離す感覚を掴んだら1歩ずつ助走を増やして投球練習をする
【解説動画】ワンステップスローで指の抜ける感覚を覚える1
腕のスウィングだけで投げる『ワンステップスロー』を動画で確認してみてください。
ワンステップ・スローは、助走をしないためボールの速度が落ちる。ボールの速度が落ちればボールの曲がりが普段より大きくなる。
【解説動画】0歩助走で指の抜ける感覚を覚える2
ボールをうまくリリースできるようになるまで練習することが大事だ。まわりに迷惑がかからないよう空いている時間帯に練習しよう。
指がうまく抜けるようになりボールに回転がかかるようになってきたら、本来の4歩助走や5歩助走で投げてみよう。
動画で使用しているボール>>ebonite(エボナイト)のボール。