ボウリングでスコアを安定させるためには、スペアの攻略が重要になる。
1ゲームだけ200アップをするならまぐれでストライクが続けば達成できる。でも、何ゲームもコンスタントに200アップをするとなると、『まぐれのストライク』だけでは達成できない。
今回は、ボウリングでスコアを安定させる3つのポイントを紹介する。
ボウリングでスコアを安定させる3つのポイント
- 1投目にできるだけ多く倒す(失投を減らす)
- 1本のスペアを攻略する(イージーミスを減らす)
- スペアの取り方を覚える(複数本残りはできるだけボールで倒すなど)
ボウリングはマックス点が300点で減点方式。
ボウリングでスコアを安定させるには、ミスを減らすことが重要になる。1回ミスをすると、ストライクを2~3回続けてようやくカバーできる。
ミスを減らすことで、ストライクが続かなくても安定したスコアを出すことができるようになる。スコアアップを目指すなら、確実にスペアを取ってミスを減らすように練習しよう。
スコアを安定させるテクニック1:1投目にできるだけ多く倒す
ボウリングでスコアを安定させるためには、ミスを減らすことが重要だ。
ミスを減らすためには、1投目でできるだけ多くのピンを倒すことを意識しよう。1投目を安定してポケットに投球することで1本~2本しか残さない投球ができるようにするとスペアを取りやすくなる。
ノーヘッドを減らす
1投目に1番ピンに当たらないノーヘッドを減らすようにするのがスコア安定の近道。
なれるまでは、1投目でポケットを外してしまい2投目は多くのピンを倒す流れになることが多い。1投目の投球が安定して2投目でスペアが取りやすくなってくると、スコアが安定してくるのでコツコツ練習しよう。
初心者の間は『1投目で7本以上を倒す』などの目標を決めてみるのもおもしろい。
スコアを安定させるテクニック2:1本のスペアを攻略する
1投目で安定してポケットに投球することができるようになると10番ピンなど1本だけ残ることが多くなる。
1投目で9本を倒せるようになると、2投目は楽にスペアを取ることができるようになる。1投目をポケットまわりに集めることができているのは、いい投球ができている証拠。1投目がストライクにならなかったことを悔やんで2投目にいい加減な投球をしないよう注意しよう。
7番ピンと10番ピンの1本残りを除けば、ボウリングで1本だけ残っているピンを取ることが一番難易度が低い投球になるので、1投目で9本倒せているときは自信をもって2投目を投球しよう。
1本を狙うスペアで難しいのは7番ピンと10番ピン
1投目で9本倒せたときはスペアチャンス。
『狙っているピンの幅+ボール2個分の幅』に投球することでスペアを取ることができる。イメージでいえば1本を狙うスペアは、『レーンの幅の1/3』に狙って投球できればスペアを取ることができる。
1本残りで難しいのは、7番ピンと10番ピンだけ。
7番ピンと10番ピンは、「ピンの幅+ボール1個分」の幅に投球しないとスペアにならない。7番ピンなら左側、10番ピンなら右側のボール1個分はガターになるからだ。
1本を狙うスペアは、7番ピンと10番ピンを攻略するだけですべてのスペアが取れるようになると考えておこう。
7番ピン残り
10番ピン残り
スコアを安定させるテクニック3:スペアの取り方を覚える
我流で練習する人が多いボウリングは、スペアの取り方を知らない人が多い。
例えば、3番ピン10番ピンのベビースプリットを取るなら、3番ピンと10番ピンの間に投球するのが理想だけど、最初から3番ピンの左側に当てて3番ピンを飛ばして10番ピンを取るのが正解と考えている人もいる。
ボウリングは減点方式のゲームなので、1本でも多くのピンを倒すことが重要になる。スペアを狙うときは、取れる確率が高いコースに投球することを意識しよう。
ボールで倒せるピンはボールで倒すこと
スペアを狙うときは、ボールで倒せるピンはボールで倒すことを意識しよう。
ボールだけで取れるベビースプリットを狙うときは、ピンとピンの間を狙う癖をつけることが大事だ。
どちらでも取れるからと派手にピンを飛ばして取る習慣をつけるよりも、確実にボールでピンを倒すことを続けることでミスを減らすことができる。
【まとめ】ボウリングでスコアを安定させる3つのポイント
- ノーヘッドを減らす
- 1本を取るときは速いストレートボールで
- ボールで倒せるピンはボールで倒す
ボウリングでスコアを安定させるためには、スペアの攻略は避けては通れない。
アベレージ200を狙うときにはストライクを続けるテクニックが必要になるが、200アップを狙うならスペアを攻略することが最優先になる。
1ゲームでイージーミスの目標を決める
まずは、1ゲームでミスを3回までに抑えることを目標にしてみよう。
1ゲームでミスを3回までに抑えられたらアベレージ150は超えてくるようになる。
アベレージが160前後で安定してきたら、ミスを2回までに減らすことを目標にするなどあなたのステージに合わせてミスを減らす目標設定をするのが上達の近道になる。
スコアが安定しないときは原因を知ること
ボウリングを続けていると、スコアが安定してアベレージが伸び悩む時期がある。
スコアが伸びない原因を知って対策することで、さらに1段高いアベレージを狙うことができるので、しっかりと原因を調べて対策しよう。
『ミスが多いからスコアが伸びないのか』、それとも、『ストライクが続かないからアベレージが伸びないのか』をしっかりと見極めることが大事。
ミスも多くストライクも続かない場合は、コントロールが不安定なので『フォームを見直す』など安定した投球ができるように対策しよう。
ボウリングのスコアを安定させることを目指そう
長くボウリングを続けるなら、アベレージを意識してみよう。
単発のハイスコアを狙うだけでなくアベレージを安定させることでボウリングはもっと楽しくなる。かっこいいフォーム、ボールの派手な回転も大事だけど、ボウリングはスコアが安定しないとスポーツとしては楽しめない。
ボウリング場に行くと、派手な投球をしていなくてもスコアが安定しているボウラーがいる。派手なボールの回転を追求するのもいいけど、強い球はスコアアップの1つのテクニックにすぎない。スコアが安定しない人は、確実にスペアを取り高いアベレージを維持している人から学ぶことが大事だ。
安定して180前後のスコアを出すボウラーに注目してみよう。安定したボウラーは、派手にストライクを量産しなくても1日に何回も200アップしていることに気づくはず。逆に、派手にストライクを出しているのに2投目を攻略していないボウラーは、ストライク数のわりにアベレージが安定していない。
初心者を脱するためには、スペアを攻略すること。スペアが取れるようになるとボールのコントロールも安定してくる。コントロールがよくなれば、ストライクを量産するのもそう難しくないのだ。
安定だけではハイスコアを量産できない?!
スペアを攻略すれば、170ぐらいのアベレージが出るようになる。アベレージが170を超えてきたら、ストライクを量産する次のステップに進むとき。確実にスペアを取れるようになれば、次はストライクを続けるテクニックを学んでみよう。