ボウリングのコツはスペアを取ることとストライクを続けること。
今回は、ストライクに焦点をあて、ストライクを続けるための球質について。ポケットに薄めに強い球質、厚めに強い球質が投げられるようになれば、ポケットに薄めにも厚めにも強い球質を投げられるようになる。
強い球質はストライクを続けるときに有利なので、ボウリングでスコアアップを狙うならストライクが続く球質を投げられるように練習しよう。
ボウリングのコツはストライクが続く3つの球質
- 薄めに強い横回転が強い投球(カーブボール)
- 厚めに強い縦回転が強い投球(フックボール)
- 薄めにも厚めにも強い投球(高回転フックボール)
ボウリングでハイスコアを出すコツは、ストライクが続けられる強い球種を投げること。
強い球種とは、球速が速くする、回転数を上げるなどの対策を続けることでストライクゾーンの幅が広い球種のこと。
自分の投球スタイルが何かを確認して、足らないテクニックを追加することで、ジャストポケットだけでなく薄めにも厚めにも強い投球でストライクを続けることができるようになる。
薄めに強い横回転が強い投球(カーブボール)
ポケットの薄めに強い横回転が強い投球といえば『カーブボール』。
球速は20km前後で、回転軸は2時8時あたり。ボールをレーンの外側まで膨らせてピンの手前でポケットに吸い込まれるように大きく曲がる。
カーブボールはポケットの薄めに強く厚めに弱い
横回転の強いカーブボールの強みは、ポケットに対し入射角度がきついのでポケットに薄めに入ったときにストライクになりやすいこと。見た目以上に角度がついているため、厚めに入ったときはスプリットになりやすいので注意しよう。
厚めに強い縦回転が強い投球(フックボール)
ポケットの厚めに強い縦回転が強い投球といえば、ひと昔前のフックボール。
球速は25km前後で、回転軸が1時7時あたり。ベテランボウラーに多い投球で、オイルの残っている間はまっすぐ転がり、ピンの手前のオイルが切れたところでフックする。
フックボールはポケットの厚めに強く薄めに弱い
縦回転の強いフックボールの強みは、ポケットに厚めに入ったときにスプリットになりにくいこと。
ボールを前に押し出している強いボールだと、ファイブテン(5番ピン10番ピン)などのスプリットが出にくいだけでなく、エイトテン(8番ピン10番ピン)やビッグフォー(4番ピン6番ピン7番ピン10番ピン)などの並行ピンが残りにくい強みがある。
縦回転が強いため見た目以上に入射角度が浅く、ポケットに薄めに入ったときはピンアクションに期待できないので思っているよりピンが残りやすい。
薄めにも厚めにも強い投球(高回転フックボール)
PBA選手だけでなく、日本の選手でも投げる選手が多くなってきた高回転フックボール。
球速は25km~30kmあたりで、回転軸は2時8時あたり。球速が速いのにピンの手前でググっと曲がるので、ポケットに薄めにも厚めにも強いボール。球速が遅くて曲がりが大きい投球は横回転に強い投球になるので、高回転フックボールには含まない。
投げ方は、ローダウンといわれる手首のスナップを使って高回転をかける投球だけでなく、従来の投法を応用した手首のスナップも利用したパワーストローカーなど、高回転をかける投球方法はいくつかある。
曲がりが大きいだけでも、球速が速いだけでもなく、球速があってもしっかりと曲がる投球をすることで、ポケットに薄めにも厚めにも強いボールを投げることができるようになる。
高回転フックボールは回転数と球速のバランスを意識しよう
高回転フックボールというとローダウンやクランカーを意識する人が多いが、投球方法はストローカーでも構わない。
ただ、厚めに強い投球をするためにボールを前に押し出すことになるので、指をひっかけるだけの回転では曲がりが小さくなることに注意が必要だ。
ボールを前に押し出しながらも手首のスナップを使う、手首を起こすなど回転数を上げる工夫をしてしっかりと曲げることがポイントになる。
薄めにも厚めにも強い投球を投げるには、ボールの回転数と球速を落とさないように意識して練習しよう。
【ボウリングのコツ】ストライクを続けるテクニック(まとめ)
ボウリングで高いアベレージを狙うコツはストライクを続けること。
投球すべてがジャストポケットならストライクが続くけど、ポケットに投球することができても毎回ジャストポケットで理想的なピンアクションをするわけではない。ポケットに薄め、厚めを繰り返しながらストライクが続くことでハイスコアを出すことができる。
ボウリングは1本でも多くのピンを倒すスポーツ。
ポケットに薄めに入っても厚めに入ってもストライクを出すことができる強いボールを投げられるように、しっかりと練習しよう。