ボウリングを攻略したければ、スペアを攻略することが大切だ。
ボウリングといえば、華やかなストライクに目がいきがち。ストライクが取れないと肩を落とし、2投目を雑に投げていてはスコアアップはできない。
スペアを取ることを楽しめるようになれば、あなたも中級者の仲間入り。プロでも全ゲームストライクをとるわけじゃないので、スペアを確実に取ることを意識しよう。
ボウリングのスペアとストライクの違い
ボウリングはスペアが大事。
200アップを目指すボウラーなら、ストライクよりもスペアを攻略することが200アップの近道になる。
まずは、ボウリングのスペアとストライクの違いを知ろう。
スペア
フレームの1投目で0~9本倒し、2投目で残ったピンをすべて倒せばスペアになる。点数は10点に、次の1投分の点数が加算される。
ストライク
フレームの1投目で10本すべてのピンを倒すとストライクになる。点数は10点に、次の2投分の点数が加算される。
ストライクを続けなければストライクのお得感はない
スペアとストライクの違いは、ボーナスでつく点数が1投分か2投分の違い。
「それならストライクが得じゃない?」
その通り。連続してストライクを出せばストライクとスペアの点数に大きな差がつく。でも、ストライクが続かなければスペアを取っているときと大差はないのだ。
ボウリングはスペアを取ればスコアが伸びる
ボウリングをうまくなりたいと思ったらスペアを確実に取ること。
スペアを取ることができるようになると、おもしろいようにスコアは伸びる。
たとえば、120前後のアベレージの人が、ミスを3回まで減らすことができれば150~160を狙うことができるのだ。
スペアの取り方を覚えよう
ボウリングのスペアは、取り方を知っているかどうかが重要になる。
残っているピンに対し、どこに立ってどのピンを狙うか。取り方を知っていれば簡単に取れるスペアもある。できるだけミスをしにくい投球コースを選ぶ技術は投球する技術と同じぐらい重要なのです。
1本残りで難しいのは7番ピンと10番ピンだけ?
2投目を投げるとき、いっぱい残っている方が狙いやすいと言う人がいる。
ピンが1本しか残っていないと1本のピンを狙いにいかないといけないと考えているからだ。でも、1本残ったピンを取ることは難しくない。1本残っているピンを取ることが簡単な理由は、『ピン1本+ボール2個分の幅』に投げたらスペアを取ることができるからだ。
1本残っているピンで、難易度が高いのは7番ピンと10番ピンだけ。
他のピンと違って、『ピン1本+ボール1個分の幅』に投げないと取れないから。とくに、10番ピンはフックボールを投げる人にとっては気持ち的にも難易度が高いピンになる。
1本を狙うスペアのときはほぼ2種類のコースに投げるだけ
7番ピンと10番ピンを除く、1本残りのピンを取るときは難しく考える必要はない。
多くのピンはストライクコース(右利きなら1番ピンと3番ピンの間)、あるいは、ブルックリンコース(右利きなら1番ピンと2番ピンの間)に投げることで取ることができるからだ。
ボウリングのスペアはピンが残れば残るほど難易度が上がる
ボウリングのスペアは、2投目に残っているピンが多いほど難易度が上がる。
たくさんピンが残っている方が狙いやすそうでもスペアを取れる確率は下がるので、1投目にできるだけたくさん倒しておくことが重要になる。
複数のピンが残っているときはキーピンを狙う
複数のピンが残った場合はキーピンを狙う。
キーピンとは
一番手前に残っているピンをキーピンと言う。スペアを取るときは一番手前に残っているピンを狙う。
ベビースプリットはボールで取る
ベビースプリットは、極力ボールで取ることを意識する。ピンを飛ばして取ることもできるけど、ボールでピンを倒す方が確実にスペアを取れるから。
ベビースプリットとは
3番ピン10番ピンのように、ピンを飛ばさなくても取ることができるスプリット のこと。
ウォッシュアウトやスプリットは状況に応じて
ウォッシュアウトやスプリットは、ピンを飛ばして取らないといけないため難易度が上がる。
スコアアップを狙うときは、無理に狙いすぎてミスをするぐらいなら確実に取れるピンを取ることを意識してみよう。
練習では狙っても、「試合では確実に1本でも多く取ることを意識する」など、自分なりのルールを決めて練習することが大事だ。
ウォッシュアウトとは
1番ピン2番ピン4番ピン10番ピンのように、ピンがボールだけで取れない残り方をすること。
スプリットとの違いは、1番ピンが残っているかどうか。1番ピンが残っているときはスプリットではなくウォッシュアウトと言うので覚えておこう。
スプリットは惜しいコース
スプリットは難易度も高く、スペアを取れる確率も下がる。
スプリットになると落ち込むボウラーは多いが、初心者の間は、あまり落ち込まなくてもいい。なぜなら、スプリットはストライクに近いコースを投げたときに出ることが多いから。
スプリットとは
スプリットは、5番ピン10番ピンや7番ピン10番ピンなどボールだけで取れない離れたピンが残っていること。
スプリットはポケットより少し厚い、薄いときに出やすい
スプリットはストライクコースに投げているときに出ることが多い残り方。
スプリットは、ポケットに近い場所に投げているときに出る。 ポケットから少し外れたときに、スプリットが出やすくなる。つまり、スプリットは惜しい投球なのです。
ボウリングはメンタルのスポーツ。惜しいところに投球できているので、あまり気落ちせずに2投目を投げることが大事だ。
ポケットとは
1番ピンと3番ピンの間(右利きボウラーの場合)。
厚いとは
ポケットよりも1番ピン寄りにボールが当たること。
薄いとは
ポケットよりも3番ピン寄りにボールが当たること。
オイルの多い場所で球が弱いとスプリットが出やすい
ボールが滑っているときは、8番ピン10番ピン、5番ピン10番ピンなどのスプリットが出やすくなる。対策は入射角度をつけることや球質を強くすること。
オイルの多い場所の攻略方法
- 球の回転を上げるなど球質を強くする
- オイルの残りの多い場所以外のコースを探す
ボウリングはスぺアだけで180台を狙うことができる
ボウリングはスペアを確実に取ることが大事。
2投目までに10本のピンを倒せないオープンフレームを減らすことでスコアアップを狙うことができる。
ストライクが出なくても180台のスコアは狙える
ボウリングは1投目に9本、2投目でスペアを取り続ければスコアは190になる。
1投目をしっかり倒していれば、スペアだけで180台を狙えるのだ。スペアを確実に取ることができ2回連続ストライク(ダブル)以上を出すことができれば200アップを狙うこともできる。
スペアを取るためのポイント
- 1本のスペアはポケットかブルックリンでだいたい取ることができる
- 複数のピンが残っているときはキーピンを狙う
- できるだけボールでピンを倒す