ボウリングで、コンスタントに200アップをするためにはスペアが重要だ。
スペアを増やすためには、1投目でできるだけピンを倒しておくことを意識しよう。スペアを攻略するだけでアベレージを170~180あたりまで伸ばすことができるので、アベレージを意識するようになったらスペアを攻略しよう。
ボウリングの200アップはスペア
ボウリングで200アップをしたいならストライクよりもスペアを攻略することが重要になる。
スペアが取れる人が200アップを狙うときはストライクを2~3回続ける技術があれば達成可能だ。逆に、ストライクだけで200アップをするとなると難易度はかなり上がる。
ボウリングでスペアが取れるようになったら中級者の仲間入り
マイボールを買ってボウリングを楽しむなら、アベレージを意識してみよう。
アベレージを意識することでスペアが重要であることに気づくことができる。ストライクを単発で出すだけならスペアを取るのと大差はない。ストライクは連続して出すことで初めて効果を得ることができるからだ。
もちろん、アベレージ200以上を目指すにはストライクを続ける技術が必要になる。しかし、アベレージ150~160を目指す初心者の間は、『イージーミスを減らしスペアを確実に取ること』の方がアベレージアップには重要なのだ。
一見地味なスペアだが、スペアを攻略するだけでアベレージ170~180を狙うことができるようになるので、初心者ほどスペアを取れるように練習することを意識しよう。
ボウリングのスペアとは
ボウリングのスペアを取ることでどのような特典があるのかを知っておこう。
スペアは次のフレームの1投目の点数がボーナスとして加算される。
下図の例をみてみよう。1フレーム目の1投目が9本、2投目に残った1本を取ってスペアマークがついている。

1フレームの2投目にスペアを取っているので、2フレームの1投目の点数が1フレーム目の合計に加算される。2フレーム1投目は9本(赤丸部分)倒しているので、1フレーム目の合計は、10本+9本で19本になる。
ストライクとは
ストライクは次のフレームの2投分の点数がボーナスとして加算される。
スペアは次のフレームの1投分、ストライクは次のフレームの2投分がボーナスとして加算されると聞くと、ストライクを取ることだけが重要と考えがち。でも、ストライクの恩恵を受けることができるのはストライクを続ける投球ができるようになってから。
ストライクは2回以上続けて初めて効果を発揮する。単発でストライクを出すだけならスペアと点数はほとんど変わらないのだ。
ストライクが効果を発揮するスコア例

ストライクは、次の2投分がボーナス点として加算される。
ストライクは1投分でカウントされるため、さらに次のフレームの点数が加算される。つまり、ストライクを続けた場合は最大で1フレーム30点まで高めることができるのだ。
では、ストライクを続けず、スペアと交互に出した場合を見ておこう。
ストライクが続かなかったときの合計点

ストライクは、次の2投分のスコアがボーナス点として加算される。
上のスコアの場合は、ストライクの後の2投が9本と1本になります。ストライクとスペアを交互に出すと1フレームの合計点は20点になる。
ストライクをフレーム2回に1回出した場合のストライク合計数は6個。
1ゲームで6個もストライクを出しているのに、ストライクが続かないと1フレームの合計点は20点までの計算になるのでストライクとスペアを交互に出した合計点は200点になる。
では、次はストライクが出なくてスペアを取った場合をみてみよう。
スペアだけでボウリングを攻略した場合の最大点

すべてのフレームで1投目に9本を倒してスペアを取れば合計点は190点。ストライクが1つもないのに、ストライクを6個も出した先ほどの200点と10点しか変わらない。
ボウリングで200アップをするときのスペアの重要性
ボウリングで200アップをするときにスペアを意識することが重要だ。
ボウリングは、1投目をしっかりと9本を倒せばスペアだけで最大190点まで出すことができる。1投目にできるだけ多くのピンを倒し、2投目にスペアを取ることができればアベレージ170以上が見えてくるのだ。
ボウリングはスペアを攻略することができれば中級者の仲間入りをする。そして、練習してスペアを普通に取れるようになるころにはコントロールもよくなっている。
コントロールがよくなればポケット(1番ピンと3番ピンの間)に投げる確率が上がる。もちろんポケットに投げる確率が上がれば、ストライクが出る確率も上がる。
スペアを取る技術を覚えることがストライクを続けるきっかけになるので、スペアを取る練習をすることが200アップの近道になる。ゲーム展開が、スペアでカバーしながらストライクを待つ状況までくれば中級者の仲間入りと言えるだろう。
スペアが取れないと点数が大きく変わる
1投目に9本を倒してスペアを取れなかった時のスコアも見ておこう。
1投目で9本を倒す技術があったとしてもスペアが取れないとスコアは伸びない。スペアが取れないだけで合計点は90点になる。

先ほどのスペアを取ったスコアと見比べてみよう。スペアを取るか取らないかで結果は雲泥の差だ。

スペアを最大化するためには1投目に倒す本数が重要
スペアは、次のフレームの1投目の点数がボーナス点として加算される。スペアを取った次のフレームの1投目が重要になる。スペアの次の1投目が重要だとわかるスコアを見ておこう。
1投目にあまり倒せない場合のスコア例

すべてのフレームでスペアを取っても1投目で5本しか倒せなかった場合の合計点は150点です。1投目に9本を倒した場合のスコアと比較すると差は歴然だ。

同じノーミスゲームでも1投目に倒す本数が違えば最終スコアは大きく変わるのだ。
ボウリングはスペアでスコアを伸ばす

ボウリングで200アップをするにはスペアが重要だ。
スペアを取れるか取れないかで最終スコアは大きく変わる。ストライクを出す技術とスペアを取る技術は似て非なるもの。スペアはストライクより地味だけど、『スペアを制する者がボウリングを制す』と言っても過言ではない。まずは、イージーミスをなくすことを目標に取り組んでみることが大事だ。
ボウリングのスペアでスコアを伸ばすポイント
- 1投目にできるだけ多くのピンを倒してスペアを取りやすくする
- スペアの次の1投目にできるだけ多くのピンを倒す
イージーミスをしないことを目標にしてみよう。ミスをしなければストライクが出なくても180点台を出すことができるようになる。
もっとボウリングのスペアを知る
スペアについてもっと学ぶならこちらの記事>>【ボウリング】スペアを攻略してスコアを上げる