ボウリングはスペアを攻略できるようになるとスコアは一気に上がります。ボウリングと言えば、華やかなストライクに目がいきがちです。ストライクが取れないと肩を落とし、2投目を雑に投げてはスコアアップを目指せません。スペアを取ることを楽しめるようになればあなたも中級者の仲間入りです。まずは、確実にスペアを取ることを意識してみてください。
ボウリングはなぜスペアが大事なのか?
ボウリングはなぜスペアを取ることが大事なのでしょうか。まずは、ストライクとスペアを違いをみていきましょう。
ストライク
フレームの1投目で10本すべてのピンを倒すとストライクになります。点数は10点に、次の2投分の点数が加算されます。
スペア
フレームの1投目で0~9本倒し、2投目で残ったピンをすべて倒せばスペアになります。点数は10点に、次の1投分の点数が加算されます。
ストライクを続けなければストライクのお得感はない
つまり、ストライクとスペアの違いはボーナスでつく点数が1投分か2投分の違いです。「それならストライクが得じゃない?」その通りです。
連続してストライクを出せばストライクとスペアの点数に大きな差がつきます。しかし、ストライクが続かなければストライクの恩恵を受けることはなくスペアを取っているときと大差はないのです。
ボウリングはスペアを取ればスコアが伸びる
ボウリングをうまくなりたいと思ったらスペアを確実に取ることが大事です。スペアを取ることができるようになると、おもしろいようにスコアは伸びます。
スペアの取り方を覚えよう
ボウリングのスペアは、取り方を知っているかどうかが重要です。残っているピンに対し、どこに立ってどのピンを狙うかを知っていれば簡単に取れるスペアもあります。できるだけミスをしにくい投球コースを選ぶことは投球する技術と同じぐ来重要なのです。
1本残りで難しいのは7番ピンと10番ピンだけ?

2投目を投げるとき、いっぱい残っている方が狙いやすいと言う人がいます。ピンが1本しか残っていないと1本のピンを狙いにいかないといけないと考えているからです。しかし、1本残ったピンを取ることは難しくありません。1本残っているピンを取ることが簡単な理由は、『ピン1本+ボール2個分の幅』に投げたらスペアを取ることができるからです。
1本残っているピンで難易度が高いのは、7番ピンと10番ピンだけです。他のピンと違って、『ピン1本+ボール1個分の幅』に投げないと取れないからです。特に、10番ピンはフックボールを投げる人にとっては難易度が高いピンです。
1本を狙うスペアのときはほぼ2種類のコースに投げるだけ
7番ピンと10番ピンを除く、1本残りのピンを取るときは難しく考える必要はありません。多くのピンはストライクコース(右利きなら1番ピンと3番ピンの間)、あるいは、ブルックリンコース(右利きなら1番ピンと2番ピンの間)に投げることで取ることができるからです。
ボウリングのスペアはピンが残れば残るほど難易度が上がる
ボウリングのスペアは、2投目に残っているピンが多いほど難易度が上がります。たくさんピンが残っている方が狙いやすそうですが、スペアを取れる確率は下がりますので、1投目にできるだけたくさん倒しておくことが重要です。
複数のピンが残っているときはキーピンを狙う
複数のピンが残った場合はキーピンを狙います。
キーピンとは
一番手前に残っているピンをキーピンと言います。スペアを取るときは一番手前に残っているピンを狙います。
ベビースプリットはボールで取る
ベビースプリットは、極力ボールで取ることを意識しておきましょう。ピンを飛ばして取ることもできますが、ボールで取るほうが確実です。
ベビースプリットとは
3番10番ピンのようにピンを飛ばさなくても取ることができるスプリット のことです。
ウォッシュアウトやスプリットは状況に応じて
ウォッシュアウトやスプリットは、ピンを飛ばして取らないといけないため難易度が上がります。スコアアップを狙うときは、無理に狙いすぎてミスをするぐらいなら確実に取れるピンを取ることを意識してみるのもひとつです。
ウォッシュアウトとは
1番2番4番10番のようにピンがボールだけで取れない残り方をすること。スプリットとの違いは、1番ピンが残っているかどうか。1番ピンがキーピンに残っているときはスプリットではなくウォッシュアウトと言います。
スプリットは惜しいコース
スプリットは難易度も高くスペアを取れる確率も下がるため落ち込みます。でも、初心者の間は、あまり落ち込まなくてもいいでしょう。なぜならスプリットはストライクに近いコースを投げたときに出るからです。
スプリットとは
スプリットは、5番10番ピンや7番10番ピンなどボールだけで取れない離れたピンが残っていることです。
スプリットはポケットより少し厚い、薄いときに出やすい
スプリットはストライクコースに投げているときに出ることが多い残り方です。スプリットは、ポケットに近い場所に投げているときに出るものなのです。 ポケットから少し外れたときに、スプリットが出やすくなります。つまりスプリットは惜しい投球なのです。惜しいところに投球できているので、あまり気落ちせずに2投目にのぞみましょう。
ポケットとは
1番ピンと3番ピンの間(右利きボウラーの場合)です。
厚いとは
ポケットよりも1番ピン寄りにボールが当たることです。
薄いとは
ポケットよりも3番ピン寄りにボールが当たることです。
オイルの多い場所で球が弱いとスプリットが出やすい
ボールが滑っているときは、8番10番ピン、5番10番ピンなどのスプリットが出やすくなります。対策は入射角度をつけることや球質を強くすることです。
オイルの多い場所の攻略方法
- 球の回転を上げるなど球質を強くする
- オイルの残りの多い場所以外のコースを探す
ボウリングはスぺアだけで180台を狙うことができる
ボウリングはスペアを確実に取ることが大事です。2投目までに10本のピンを倒せないオープンフレームを減らすことでスコアアップを狙うことができます。
ストライクが出なくても180台のスコアは狙える

ボウリングは1投目に9本、2投目でスペアを取り続ければスコアは190になります。1投目をしっかり倒していれば、スペアだけで180台を狙うことも可能です。スペアを確実に取ることができ2回連続ストライク(ダブル)以上を出すことができれば200アップを狙うこともできるのです。
スペアを取るためのポイント
- 1本のスペアはポケットかブルックリンでだいたい取ることができる
- 複数のピンが残っているときはキーピンを狙う
- できるだけボールでピンを倒す
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