ボウリングにも決められたルールや守っておきたいマナーがある。
ボウリングはマナーのスポーツ。とくに、マイボウラーはルールやマナーを守ること。どんなスポーツでもルールを守るようになって初めてスタートラインに立つと考えよう。
そんなに難しいルールやマナーではないので、ボウリングをする人は目を通しておいてほしい。
ボウリングのルールやマナーはあまり知られていない
ボウリングは、屋内で気軽に楽しめるスポーツ。年齢や性別に関係なく楽しめることが魅力だ。
いろんな世代の人がいろんな目的(娯楽orスポーツ)でボウリング場に行くのに、ボウリングのルールやマナーはあまり知られていない。理由は、ボウリングは娯楽の要素が強いから。
プロが存在するスポーツなので当然ルールとマナーがある。
娯楽で訪れる人もボウリングのルールとマナーを知っておくことは重要だ。マイボウラーだけでなく、お互いに気分よく投げられるようにルールとマナーを守ろう。
ボウリング場にはハウスボウラーとマイボウラーがいる
ボウリング場に行くと、大きく分けて2つのタイプのボウラーがいる。
お店のボールで投げるハウスボウラーと、自分のボールを投げるマイボウラー。ハウスボウラーにはどんな人がいて、マイボウラーにはどんな人がいるかを確認してみよう。
ハウスボウラー(お店のボールで楽しむ)
- 娯楽としてのボウリングを楽しむ人
- 健康のためのボウリングを楽しむ人
- マイボウラーではないけどボウリングが好きな人
マイボウラー(自分のボールで楽しむ)
- マイボウラーとしてボウリングを始める人
- スポーツとしてボウリングをする人
- プロを目指して真剣にボウリングをする人
- アマチュア選手
- プロボウラー
ボウリング場に来る目的は娯楽あるいはスポーツ
ハウスボウラーでもマイボウラーでも娯楽として楽しみに来ているか、あるいはスポーツとして楽しみに来ているかでボウリングに対する姿勢は変わる。
マイボウラーの中には、ハウスボウラーを下に見ている人もいるがそれは間違い。ハウスボウラーの中にも、ボウリングをスポーツとして楽しんでいる人もいる。娯楽で来る人もスポーツで来る人も、目的は違ってもボウリングを楽しむためにボウリング場に来ている。
マイボウラーは一般のお客様に神経質になりすぎないように注意しよう。逆に、娯楽できているハウスボウラーも、真剣に投げているマイボウラーと並走しない、アプローチで騒がないなどの最低限のルールを守ることで、お互い気持ちよくボウリングを楽しむことができる。
ボウリングのマナーを堅苦しく考えすぎない
ボウリングは、気軽に楽しめることからルールやマナーを知らずに楽しんでいる人もいる。
もちろん、お金を払って遊んでいるのだから堅苦しく考える必要はない。店員さんもお客さんに対してルールを押し付けるようなことはしないけど、マナーが悪いお客さんには困っていることもある。
たとえば、ファールラインを超えて投球をされれば、レーンやアプローチのコンディションが変わるし、ロフトボールばかりされるとレーンが傷んでしまう。
あまり難しく考えるよりは、相手に迷惑をかけないよう配慮する気持ちを持つことが大事だ。
ボウリングのルールとマナー
ボウリングのルールとマナーを解説する。
守っておきたい5つのボウリング場のルールとマナー
- 専用のシューズを履く
- ファールラインを越えてはいけない
- ロフトボールの禁止
- アプローチでの飲食禁止
- 隣のレーンのプレイヤーと同時に投げない
専用のシューズを履く
ボウリングは専用のシューズがある。
ボウリングシューズ以外でアプローチに上がることは絶対にやめること。ボウリング場で借りるレンタルシューズ、もしくはマイシューズにはきかえてからアプローチに上がるようにしよう。
ボウリングシューズ以外では、アプローチを傷つけてしまうので注意しよう。
ボウリングシューズをはくタイミング
マナー違反で気をつけたいのは、クツをはきかえる前にボールを置くこと。
先にクツをはきかえてから、ボールなどの準備をするようにしよう。マイボウラーでも、できていない人がいるので注意してほしい。
ファールラインを越えてはいけない
投球時に、ファールラインを越えるのはルール違反になる。
試合ではファールラインを越えた場合、10本すべて倒してもファールカウントされる。(0点になるということ)
多くのボウリング場では、ファールラインを越えてもファールカウントにならない。ボウリング場がファールカウントをしないからといって、ファールラインを越えていいわけではないので注意しよう。
ファールラインを越えるとクツ底にオイルが付着する。アプローチにオイルが付着することで転倒の危険がある。アールラインのオイルをアプローチに付着させることは危険行為なので、必ずファールラインを越えないようにしよう。
ロフトボールの禁止
ロフトボールとは、ボールを放り投げるように投げること。
ロフトボールは、レーンを痛める原因になるので注意したい。さらに、ボールが落ちる大きな音で周囲の迷惑にもなる。
ファールラインの先が荒れているとき、わずかにロフトさせることで荒れているレーンを飛ばす投球方法があるが、一般のボウラーよりも静かに投球できる人以外は使わない方が無難だ。
ここがポイント
故意ではないのにロフトボールになる場合は対策をしておこう。
親指の抜けが悪い場合は、滑りやすいボウリングテープやパフなどのハンドコンディショナーを使うなどの工夫をして、ロフトボールを投げない対策をしよう。
ボウリングテープについての記事はこちら>>【ボウリング用品】テープを用途で使いわける
マイボウラーが持っておくと便利なグッズの記事はこちら>>ボウリングバッグに入れるボウラー7つ道具
ロフトボール対策
- 指穴が小さすぎて抜けづらい(親指)
- 指穴が大きすぎて握ってしまっている(親指)
- リリースのタイミングが遅れている
アプローチでの飲食禁止
アプローチ上では飲食はしないこと。
食べ物や飲み物をこぼすと、足を滑らせてしまうことがある。(足が滑らずに引っかかって転倒することもある)
また、レーンに水をこぼすことも厳禁だ。オイルが変質してしまう上に、ボールに付着して滑り方が変わる。
ボウリング場の飲食について
アプローチ上での飲食は禁止。
でも、ボウラーズベンチでの飲食を認めているボウリング場もある。サービスとして料理やドリンクを提供しているボウリング場では、ボウラーズベンチでの飲食ができる。
ただ、どのボウリング場もアプローチ上で飲食を許可しているわけではないので注意しよう。ボウラーズベンチで飲食する場合でもきれいに利用するようにしたい。
隣のレーンのプレイヤーと同時に投げない
隣のレーンのプレイヤーが投げようとしていたら、アプローチに上がらないようにすること。
投球動作が終了するまで待つのが正しいマナーになる。ボウリングは集中力が重要なスポーツ。他のプレイヤーの集中力を妨げる行為は厳禁だ。
同時にアプローチに上がった場合は右側優先。
ボウリングはルールを知らない人もいるため、かたくなに右側優先をアピールするぐらいなら、譲ってしまう方が自分の投球に集中できるのでお互い譲り合う気持ちを持つことが大事だ。
ボウリングのルールとマナーを守って楽しくプレイしよう
ボウリングのルールとマナーを守って楽しくプレイしよう。
ボウリングは、知れば知るほど奥が深いスポーツになる。同じレーンで投げていても、投げている間にレーンコンディションは変化する。
ボウリングの難しさと楽しさは、刻々と変化していくレーンを攻略することでもあるのだ。
そして、ボウリングは集中力が必要なスポーツ。
アプローチに集まって騒ぐ、ファールラインを越るなどのマナー違反が目立つと、まわりに迷惑になるので注意しよう。
自分たちだけが楽しむのではなく、みんなが楽しめるよう配慮することが大事だ。
いいスコアを出している人は、まわりへ配慮できる余裕のあるボウラーが多い。いいスコアを出すためにもルールとマナーを守ることを意識しよう。
ボウリングのルールを守らないとアベレージは上がらない
ボウリングのルールやマナーを守らない人が増えてくると、ボウリングが好きな人たちは投げに来なくなる。
騒がしいからというだけではない。マナーが悪いボウラーが多いボウリング場は、アプローチやレーンが荒れるからだ。
レーンが荒れている(難しいレーンとは別)場合、ボールをリリースするときに足が滑らないなど投球にも悪い影響がある。
最近は、ハウスボウラーとマイボウラーをわけるボウリング場も増えている。
マイボウラーでもマナーを守れない場合は騒がしい一般レーンに通されることになる。ボウリングはマナーのスポーツ。とくにマイボウラーは、ルールとマナーを守るようにしよう。